- 2024.03.17
- グループホームの日中支援
- 2024.03.16
- 自立支援としての取り組み
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特養なでしこ苑の看護・機訓です。
今回も自立支援の一環として取り組んでいることについての話です。トイレで排泄することは身体的側面、心理的側面、社会的側面、また文化的側面で意義があります。
トイレの便座に座り、前傾姿勢をとり、足が開き、床につく姿勢が解剖学的に最も排泄に適した姿勢であると言われています。
便意や尿意を自ら訴えられる入所者さまは訴えがあった時に、そうでない入所者さまには声掛けしトイレ誘導を行っています。
それに加え、日中リハビリパンツから布パンツへの移行も試みました。
各ユニットの介護職員の理解や協力のもとこの取り組みを開始し、3か月が経過した今、3階ユニットではほとんどの入所者さまが布パンツへの移行が進みました。
3階介護職員の多大なる協力のもと実現できており、家族さまからも喜ばれているという声も聞かれ、それが職員の励みにもなっています。
この取り組みがなでしこ苑全体に浸透し「入所者さま全員が可能な限りトイレで排泄する」を実現できるようにしていきたいと思います。
これからも色んな形で自立支援を進めて行く予定です。
- 2024.03.13
- 座位保持訓練
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体幹機能や座位保持機能が低下した高齢者が、椅子等に快適に座ることができるよう支援する個別ケア手法の一つとして、座位保持訓練があります。
座位保持訓練はリハビリの基本訓練の一つであり、歩行ができる方でも、腰を曲げて座っていると姿勢は悪くなってしまいます。座位が保てないことで、寝ている時間が増え、全身の筋力、心肺機能、精神機能などさまざまな機能低下を生じます。
適切なケアの一環として正しい姿勢を保持できる訓練を実施することによって、利用者様にとって快適な座位姿勢がとれるようになり、日常生活動作が改善し、社会的な活動への参加が拡がり、最終的には生活の質(QOL)の向上につながることが期待できます。なでしこ苑の機能訓練指導員は、利用者様の姿勢や座位を向上させていただきたいと考えています。
- 2024.03.11
- 桃の節句
- 2024.03.09
- グループホームでの共同生活
- 2024.03.05
- 「成年後見」について
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居宅介護支援事業所です。ケアマネージャーの支援の質を上げるため、定期的に勉強会をしています。
先日は「成年後見」について制度の確認をしました。
これは、判断能力の低下を補うものとして、家庭裁判所が支援する人を選び、認知症高齢者や知的障がい者、精神障がい者などの判断能力が不十分な人の権利を守る為にあります。
成年後見制度の種類は
①法定後見制度:利用出来る方は、判断能力が十分ではない方。内容は本人の為の介護サービス利用契約、診療契約、施設の入退所契約などの法律行為等。
②任意後見制度:利用出来る方は、今後判断能力が低下することに不安をお持ちの方です。現在お困り事のある方、将来に備えて準備が必要な方は一度ご相談下さい。
- 2024.02.29
- 管理栄養士より
- 2024.02.29
- ヘルパーのお仕事とは。
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なでしこ苑の訪問介護員は
20代後半から40代後半であり、
それぞれ得意分野が違います。掃除や料理が得意な人も、そうでない人もそれぞれです。
その中でヘルパーに配属されたとき
は全く家事ができない方がいました。
先輩ヘルパーが
家事のノウハウをいちから指導し、
卵焼きを作る所から開始。数人の利用者様も温かく声かけしたり、
時には調理や買い物が上手くできるように
お母さんの様な温かい指導してくれていました。1年経った今では利用者様からも評価が高く、
来てくれてありがとうという
感謝の声が多く頂けるほどに成長してくれました。あるお家に訪問した際に
前日そのヘルパーさんが作った卵焼きがありました。料理ができなかったことが嘘のような
とてもきれいに巻いてある美味しそうな卵焼きでした。『すごくおいしいたまごやきだったから大事にたべてるよ』
と利用者様からの声。
とても心温かくなりました。本人の頑張りもありますが、
温かく見守ってくれる利用者様が
たくさんいらっしゃったからこそ、
このヘルパーさんは大きく成長し、
女性らしさも身に付けられたのだと嬉しく思いました。ヘルパーとは
利用者様のニーズをかなえるだけでなく、
逆に人生の先輩である利用者様からの
温かいお気持ちが
直接感じられるとてもいいお仕事です。