- 2025.09.15
- おやつ選びは“自立支援”のひとつ?✨
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ご利用者さまご自身で「今日のおやつ」を選んでいただく時間。
お菓子の詰まった箱を前に、どれにしようかとじっくり考えるその姿には、日々の暮らしを大切にされている想いがあふれています☺️一見シンプルな“おやつ選び”ですが、実は介護の現場ではとても重要な意味を持っています。
「自分で選ぶ」という行為は、自立支援の観点からも非常に大切で、判断力・記憶力・好みの再確認といった認知機能の維持につながるほか、自己決定の機会を確保することで、尊厳の保持やQOL(生活の質)の向上にも寄与します。また、食べたいものを「自分で選ぶ」「楽しみにする」という日常的な喜びは、心理的な安定や前向きな気持ちを育む効果も期待できます。
私たちは、こうした小さなひとときの中にこそ、大きな価値があると考えています。
これからも、ご利用者さま一人ひとりの“その人らしさ”を大切にした支援を心がけてまいります。 -
- 2025.09.12
- 食物繊維の力で快適に ~第6の栄養素を味方に~
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こんにちは、特養看護部です。 9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
今回は、利用者さまが下剤に頼らず、できるだけ自然に排便できるようにする取り組みをご紹介いたします。
これまでも「しっかり水分をとっていただくこと」や「体を動かしていただくこと」に力を入れてきましたが、さらに食物繊維を意識して取り入れる工夫をしています。 食物繊維は腸の働きを助け、お通じを整える効果があるため「第6の栄養素」とも呼ばれています。ご利用者さまができるだけ快適に、そして安心して日々を過ごせるよう、体にやさしい工夫を重ねております。
これからも「負担の少ない方法」で健康を支えられるよう努めてまいりますので、ご家族の皆さまもどうぞ温かく見守っていただければ幸いです。 -
- 2025.09.11
- 自宅で過ごす時間を共に歩んで
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朝晩の空気が涼しくなり、鈴虫の声に秋の訪れを感じるようになりました。あるご利用者様の玄関先には、毎年かわいらしい実をつけるどんぐりの木があります。今年も緑色の実がつき始め、訪問のたびにその成長を楽しみにしていました。
そんなお二人のご夫婦も、数日後には施設入所となり、お別れの日が近づいています。いつまでもご自宅で、やさしい笑顔にお会いできるものと思っていたため、寂しさもひとしおです。
お二人が「住み慣れた自宅で最期まで過ごしたい」というお気持ちを大切にし、法人の理念でもある“その人らしい暮らしの継続”を支えることができたこと、そしてヘルパーとしてその一助となれたことに深く感謝しています。
認知症の進行やBPSDの兆候にも日々注意を払い、LIFEに基づくデータ分析や記録を活用しながら、科学的介護の視点からも支援を行ってきました。時には「もっとできたことがあったのではないか」と自分自身を省みることもありましたが、その気づきが今後のケアの質を高める糧になると信じています。
お二人からいただいたたくさんの学びと、あたたかい言葉。すべてが、私たち職員一人ひとりの成長につながっています。今後も“未来を創る14の約束”を胸に、学び続け、専門職として地域の暮らしを支えていけるよう努めてまいります。
これからもお元気で、穏やかな日々が続きますよう心よりお祈り申し上げます。
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- 2025.09.01
- スイカ割りイベント
- 2025.08.31
- 川井町自治会「夏祭り」準備をお手伝いしました!
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8月23日、川井町自治会が主催する夏祭りの準備に、なでしこ苑からケアマネジャーと施設長が参加しました。
会場を彩った花飾りは、利用者の皆さまが心を込めて作ってくださったものです。地域の方から「とてもきれいですね」と温かいお礼の言葉をいただき、利用者の方々にとっても“自分が役に立てた”という誇りや喜びにつながりました。
また、準備作業の合間には地域の皆さまから塩分の飴やお水の差し入れをいただき、暑さの中でも安心して取り組むことができました。
なでしこ苑は、日々の介護にとどまらず、このような地域行事にも関わりながら、利用者の皆さまが地域の一員としての役割や喜びを感じられるように支援しています。これからも地域とともに歩み続けてまいります。
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- 2025.08.26
- 自分らしい暮らしを支える機能訓練
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特養2階では、ユニットショートはもちろん、花ユニットでも機能訓練に力を入れています。
機能訓練とは、日常生活に必要な体の動きを維持・改善し、機能低下を防ぐことを目的とした取り組みです。わかりやすく言えば、食事・排泄・入浴などの生活動作が自分でできるよう、運動や体操を行うことです。ユニットショートでは機能訓練士(リハビリ専門スタッフ)が中心となり、花ユニットでは介護士と看護師が連携して支援を行っています。目的は大きく3つあります。
・寝る・起きる・座る・立つ・歩くといった基本動作を維持・回復すること。
・基本的な動作が悪化しないように予防すること。
・食事に必要な動作をサポートし、誤嚥を防ぐために毎食前に口を動かす体操を行うこと。
入居者様一人ひとりの状態に合わせて、車椅子からの立ち上がり訓練や立位保持の訓練、トイレへの移動訓練などを実施。食事前には手足や口を動かす体操を取り入れ、飲み込みの力を高める工夫もしています。一人ひとりに寄り添いながら、互いに支え合う姿勢で日々ケアに取り組んでいます。
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- 2025.08.25
- 熱中症にご注意ください
- 2025.08.20
- 食卓に広がる安心と笑顔 ~みんなで作る楽しさ~
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暑い日が続くなか、グループホームなでしこ苑では、お昼に稲荷ずしとそうめんを皆さんで手作りしました。
さっぱりと食べやすい献立に加え、「自分たちで作った」という特別感もあり、皆さんの箸がいつも以上に進みます。調理の場面では、「何すんの?次は?」とテンポよく声が飛び交い、その手際の良さに職員も圧倒されるほど。予定していた2時間の工程が、なんと1時間もかからずに完成しました。
出来上がった料理は職員も一緒にいただき、「美味しい!」の声と笑顔があふれるひとときに。職員が美味しそうに食べる姿を見て「いっぱい食べな」とやさしく声をかけてくださる様子は、まるで実家の食卓のようで、心温まる場面となりました。
これからも「作る楽しみ」と「食べる喜び」を大切に、季節を感じられる手作りの時間を重ねていきます。
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