- 2024.12.10
- 感染拡大の防止
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特養看護部です。
特養とグループホームでは、結核の早期発見、感染拡大の防止を目的としまして、毎年この時期に入所者様全員を対象に、結核検診を実施しています。
専門の検査技師さんに来ていただき、特養内にてレントゲン撮影を行っています。結核とは、結核菌による感染症で、咳や発熱などが主な症状です。
若年者に比べて、高齢者は発症しやすいと考えられています。
また、高齢者では、免疫力の低下などのため、過去に感染した肺結核の再発例がみられます。
結核は空気感染するため、知らず知らずのうちに感染が拡がることもあるのです。早期発見と治療薬の正しい服用で、治癒することができる病気です。
無治療でいると、結核菌が血液やリンパ液で運ばれ転移することにより、体内のあらゆる臓器に病変ができることがあります。
重症型になると、命にかかわることもあります。結核の予防として大切なことは…
●年に一度、胸部エックス線検査を行うなど肺の状態の変化に注意します。
●日ごろの体調の変化に注意し、呼吸器症状や全身症状がみられる場合は結核発症の可能性も考慮し、早めに医師の診察を受ける必要があります。今後もなでしこ苑をご利用いただく皆様が安心して生活していただけるよう検査を実施していきます。
- 2024.12.07
- 秋の健康管理アドバイス
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特養2階です。秋の健康管理アドバイスです。
秋は日中と夜間の寒暖差が大きく、体調を崩しやすい季節です。この時期を健康に過ごすために、以下のポイントを意識しましょう。1. 衣服で寒暖差に対応しましょう
朝晩の冷え込みに備え、カーディガンや薄手の羽織を活用しましょう。
外出時には帽子やスカーフを取り入れることで、体を冷えから守れます。
2. バランスの良い食事で体力アップ
秋は旬の食材が豊富な季節です。体に優しい栄養を取り入れて、免疫力を高めましょう。
きのこ類:ビタミンDが豊富で、骨の健康をサポートします。
さつまいも:食物繊維が多く、腸内環境を整えます。
柿:ビタミンCが豊富で風邪予防に役立ちます。3. 適度な運動を心がけましょう
秋の気持ちよい気候を利用して、散歩や軽いストレッチを楽しみましょう。
紅葉を見に行く散策も、気分転換や体力維持に最適です。4. 乾燥対策を忘れずに
空気が乾燥する季節は、加湿器を使って適度な湿度を保ちましょう。
水分をしっかり摂取し、のどや肌の乾燥を防ぐことが大切です。5. 睡眠をしっかりとりましょう
夜が長くなる季節は、睡眠時間を十分に確保しましょう。
入浴後に体を温めてから寝ると、深い眠りにつながります。サービスのご案内
私たちの介護サービスでは、ご利用者様が安心して快適な秋を過ごせるよう日々支援してまいります。
- 2024.12.06
- 消防訓練
- 2024.12.05
- さつま芋の収穫
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苑の畑で育てているさつま芋の収穫を行いました。
暖かい日で畑仕事日和となり、少し風は強く肌寒く感じる事もありましたが、身体を動かしていると汗がでてきました。
「私にできるやろか?」と不安そうな方でもいざ始めると次々と顔をのぞかせるさつま芋を一生懸命掘り起こしたり、蔓を引っ張ったりしてくださり、沢山のさつま芋を収穫することが出来ました。
収穫の後は早速「どうやって食べよう?」と食べる事を楽しみにされ会話がまたひとつ弾んでいました。
作って提供された料理ではなく、収穫や料理する事で普段とは違う達成感や充実感を感じて頂く事が出来たと思います。
何気ない毎日の中ですが、少しでも楽しみな事が増やせるよう今後もご支援して参ります。
- 2024.12.02
- チューリップの寄せ植え
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ようやく寒気も到来しこの時期らしい寒さになってきました。皆様、体調も崩されてないでしょうか?
A館デイでは、先月末より浴室の工事が始まりお隣の第二デイで入浴させて頂いています。開始当初は、入浴して頂く日程も定まらずに、ご利用者様やご家族様にもご迷惑もお掛けしましたこと心よりお詫び申し上げます。普段とは違う手順に職員も試行錯誤しましたが、現在ではスムーズに入浴させて頂いております。工事の方も12月中旬ごろには完了させていただく予定ですので、もうしばらくご協力の程お願い致します。
さて、毎年実施しているチューリップの寄せ植えをさせて頂きました。男性利用者様の希望も多く、寄せ植え中も「楽しみやな」「綺麗に咲きますように」と言葉掛けもされていました。春先には芽が出てくるのが楽しみですね。今年も残り1ヵ月となり、寒さも厳しくなりますので体調管理を万全に元気に過ごしていきましょう。
- 2024.12.01
- 散歩
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特養3階です!
11月に入っても日中は温かい日が多いので施設周辺で散歩をしました!
散歩する時は日差しを必ず浴びますがそれには利用者さんにとって良い効果が沢山あります。●ビタミンDの生成促進
日光に含まれる紫外線を浴びることで、体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDは骨の健康を保つために必要で、カルシウムの吸収を助けるため骨粗鬆症の予防にも役立ちます。●免疫力の向上
ビタミンDの生成は、免疫機能の活性化にも寄与します。定期的に日光を浴びることで、体の抵抗力を高め、感染症予防につながると考えられています。●精神的なリフレッシュ
太陽の光はセロトニンと呼ばれる神経伝達物質の分泌を促進し、気持ちが安定しやすくなります。これにより、気分が改善され、うつ状態の予防にもつながります。●睡眠リズムの調整
日中に適度に日光を浴びることで、体内時計が整い、夜の睡眠が深くなることが期待されます。特に高齢者にとっては、良質な睡眠が健康維持に重要です。●血行促進と筋力維持
日光浴は軽い散歩や運動と組み合わせることで、血行を促進し、筋力の維持にもつながります。イベントを行う時も、楽しそうだからする。ではなく、このイベントをする事によって利用者さんにとってどのような効果が期待されるか考え実施しております。
- 2024.11.30
- アルツハイマー型認知症について
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アルツハイマー型認知症は、記憶や思考、判断力に影響を及ぼし、日常生活に支障をきたすほどの認知機能の低下を特徴とする進行性の脳疾患です。以下、アルツハイマー型認知症の主なポイントを専門的な観点から簡潔にご説明します。
1. 症状
初期症状:短期記憶の低下(物忘れが多くなる)、言葉が出にくい、日常の些細なことを忘れるなど
中期症状:長期記憶にも影響が出始め、住所や家族の名前を思い出せなくなる、判断力の低下、怒りっぽくなる
後期症状:会話や歩行、食事などの基本的な行動が困難になり、日常生活全般に介助が必要
2. 原因
アルツハイマー型認知症は、脳内にアミロイドベータという異常なタンパク質が蓄積し、神経細胞がダメージを受けることで発症するとされています。これにより、シナプス(神経間の接続)の機能が低下し、記憶や思考を司る部分が次第に萎縮します。3. 診断
医師による認知機能テスト(MMSEなど)や、脳の画像検査(MRIやCT)、血液検査などが行われます。特に、アルツハイマー病では脳の萎縮が進んでいくため、MRI画像でそれが確認されることが多いです。4. 治療
現在のところ、アルツハイマー型認知症を完治させる方法はありませんが、進行を遅らせるための薬物療法が行われます。ドネペジルやメマンチンといった薬剤が認知機能の維持に役立つことがあります。5. ケアのポイント
安心感を提供する:毎日の生活を規則正しくし、安心感を与えることが重要です。
日常的な支援:記憶力の低下に合わせ、日常生活をサポートする。
感情面のサポート:混乱や不安を感じやすいため、共感や落ち着いた対応を心がける。6. 予防
完全な予防法はありませんが、食事や運動、社会的活動、知的な活動を通じて発症リスクを下げることができるとされています。これらの情報を踏まえ私たちは専門的なケアを実践し、利用者様には安心を、ご家族様には安らぎを感じてもらえるようなサービスを提供していきます。
- 2024.11.28
- 令和6年 三法人合同事例検討会開催